氏神さまって?
2016年になって2日目。
元旦の初詣は、最寄り駅から電車で10分くらいの「多摩川浅間神社」をお参りしてきました。
小さな神社ですが、大行列が出来ていました。
古札や古いお守りなどが燃やされています。迫力ありました。
そして昨日の私のFacebookタイムラインは
「初詣は、氏神さまを参拝してきました」という投稿が多かったので、
「氏神さまって何〜?」と気になったので調べてみました。
これまで、私自身が初詣は行っても、氏神さまをお参りするという考えがまったくなかったもので…💦
神社本庁の公式ホームページの解説を要約すると、
1)私たちが住んでいる地域を守っているのが神社で、神社は別名・鎮守さま、産土さまとも呼ばれる
2)神社にまつられている氏神さまに対して、その地域に住んでいる人すべてを氏子と呼ばれる
(例:○○神社は××町の氏神、××町の住民は○○神社の氏子)
3)もともとの意味は、氏族、つまり血縁で結ばれた一族の守り神のこと(例:源氏の氏神は八幡さま)。
氏神は、氏族が一定の地域に集団で暮らし、神々をまつっていた古代社会の名残。時代が下るにつれて、地域の守り神へと変遷していった。
1)2)の部分で、「私のお友達の皆さんは、ご自身の住んでいる地域のご近所さんにある神社をお参りしてたんだなぁ」と合点しました。
同時に、3)の部分、強く興味を持ちました。わくわくしてきました。
氏神さまをお参りしたことはなかったのですが、似たような体験があるからです。
その体験は、ものすごく簡単にいうと、沖縄での親戚のつながりです。
私の出身地であり、ルーツである沖縄にはまだ、「門中(ムンチュウ)」という制度があり、一族の祖を氏神様のように祀る風習が残っています。
お正月は、その一族の祖先を祀った仏壇を持つ家(ムートゥヤー:本家)へ行ってあいさつをし、ごちそうを囲んだり、近況報告などを行ったりします。お正月などの行事でしか会わない親戚もいますが、ここで一族としてのつながりを深めているように感じます。
初詣をきっかけに、改めて、古代の日本本土と、そして沖縄。文化や風習でのつながりがたくさんあるという思いを強くしました。時間の流れや、地理的条件なども相まって、お互いの独自性を強めていったのではないかと思っています。
文化や風習に関する本を何か読んでみたくなりました。
読んだら要旨、感想をアップします。